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日本一荒れる競艇場はどこか|24場の3連単16万レースを数えた

🔎 鬼舩データ室 2026-09-27 00:28taka

「日本一荒れる競艇場はどこか」は、聞き方によって答えが変わります。

  • まん中の配当がいちばん高い = 平和島(3連単の中央値 3,390円)
  • 万舟券がいちばん出る = 鳴門(20.1%、5レースに1回)
  • 1号艇がいちばん飛ぶ = 戸田(1着率 42.5%)
  • 1番人気がいちばん当たらない = 平和島(的中 7.5%)

逆に堅いのは 徳山(中央値 1,980円・1号艇1着率 62.5%)と 大村(2,100円・61.7%)。この2場だけ、頭ひとつ抜けて堅いです。

そして調べていて、いちばん意外だったのはここでした。

「よく荒れる場」と「大穴が出る場」は、別の場です。

3連単166,004レース(2023年9月25日〜2026年9月26日)を、24場ぜんぶで数えた結果です。

そもそも「荒れる」をどう測るか

よそで見かける「荒れる競艇場ランキング」は、ほとんどが平均配当で順位をつけています。

これが、あまりあてになりません。

3連単はときどき30万円、50万円という配当が出ます。平均はこの一発に引っぱられます。24場ぜんぶの3連単を並べると、平均は7,216円なのに、まん中の配当(中央値)は2,550円。平均は中央値の2.8倍です。

100レース買って、平均7,216円が返ってくるわけではありません。実際に当たったときの手ごたえは、中央値の2,550円のほうに近い。

なので、この記事では4つの見かたを並べます。

  • 中央値 … まん中の配当。いちばん実感に近い
  • 万舟率 … 10,000円以上が出た割合
  • 1番人気的中率 … 3連単の1番人気が当たった割合(低いほど荒れる)
  • 1号艇1着率 … 荒れる理由を説明する数字

平均で順位をつけると、おかしなことが起きる

同じ24場を、中央値で並べたときと平均で並べたときの順位です。

場中央値の順位平均の順位ちがい
芦屋19位2位17
江戸川3位17位14
住之江16位6位10
多摩川7位16位9
平和島1位8位7
戸田2位9位7

芦屋は、平均で並べると「日本で2番目に荒れる場」になります。でも中央値では19位。ふだんは堅い場です。

理由は、5万円以上の配当が出た割合を見るとはっきりします。芦屋は2.72%で24場の最多。まれに出る大爆発が、平均だけを押し上げていました。

「よく荒れる場」と「大穴が出る場」は別物

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。

中央値の上位3場と、5万円超えの割合の順位を並べます。

場中央値中央値の順位5万円超えその順位
平和島3,390円1位1.69%22位
戸田3,350円2位1.66%23位
江戸川3,260円3位1.59%24位

いちばん荒れる3場が、大穴の出にくさでも下から3番目でした。偶然とは思えない並びです。

この3場(平和島・戸田・江戸川)は、1号艇1着率が44.2%・42.5%・47.6%で、24場のワースト3でもあります。1号艇は半分以上の確率で負ける。でも、負けたあとの配当はそこまで跳ねない。

逆に芦屋は1号艇1着率59.0%で、ふだんは1号艇が残ります。そのかわり崩れたときは大きい。

「荒れる場を買いたい」と言うとき、コツコツ中配当を拾いたいのか、一発を狙いたいのかで、選ぶ場が逆になります。

荒れる場ランキング(24場・3連単の中央値順)

場中央値万舟率1番人気的中1号艇1着
1 平和島3,390円18.8%7.5%44.2%
2 戸田3,350円18.4%8.2%42.5%
3 江戸川3,260円17.8%8.7%47.6%
4 鳴門3,190円20.1%8.8%47.7%
5 桐生3,000円18.7%9.8%50.3%
6 三国2,730円18.2%10.0%51.9%
7 多摩川2,640円16.9%10.4%53.6%
8 浜名湖2,610円17.2%10.2%51.8%
9 児島2,590円17.6%10.5%55.5%
10 若松2,570円17.6%10.7%57.5%
11 丸亀2,550円17.1%10.7%56.0%
12 びわこ2,520円16.2%10.6%53.4%
13 宮島2,490円17.9%10.6%55.0%
14 津2,460円16.2%11.2%56.2%
15 唐津2,360円16.0%11.4%54.4%
16 住之江2,350円16.4%10.9%57.7%
17 常滑2,310円15.0%10.9%57.5%
18 蒲郡2,290円15.2%11.4%55.7%
19 芦屋2,290円17.3%10.7%59.0%
20 下関2,280円15.7%11.0%59.9%
21 福岡2,260円14.8%11.4%57.0%
22 尼崎2,190円15.1%11.7%58.5%
23 大村2,100円14.4%12.6%61.7%
24 徳山1,980円14.4%13.2%62.5%

各場の数字は競艇場一覧からも見られます。

荒れる理由は、ほぼ「1号艇が残るかどうか」だけ

上の表を、中央値の高い順に上から下へ見てください。いちばん右の1号艇1着率が、おおむね上がっていきます。

  • 1位 平和島 44.2% → 中央値 3,390円
  • 12位 びわこ 53.4% → 2,520円
  • 24位 徳山 62.5% → 1,980円

1号艇1着率が18ポイント上がると、まん中の配当は1,400円下がる。ほぼそれだけで説明がつきます。

1番人気の的中率も同じ動きです。平和島の7.5%に対し、徳山は13.2%。徳山は平和島の1.8倍、1番人気が当たります。

「その場に荒れるクセがある」というより、1号艇が逃げきれる水面かどうかが、そのまま配当になっている、という見かたのほうが実態に近そうです。

レース番号でも荒れ方が変わる

24場ぜんぶをまとめて、レース番号べつに数えました。

R中央値万舟率
1R2,480円16.4%
2R3,030円18.4%
3R3,000円17.8%
4R3,000円18.6%
5R2,580円16.6%
6R2,650円16.7%
7R2,490円15.8%
8R2,390円15.6%
9R2,530円16.5%
10R2,380円16.9%
11R2,120円15.9%
12R2,000円16.1%

2Rと12Rで、まん中の配当が1,000円ちがいます。荒れるのは2R〜4R。堅いのは11R・12Rです。

ただし12Rには続きがあります。12Rは中央値2,000円で、レース番号の中でいちばん堅い。それなのに平均は7,076円です。平均が中央値の3.5倍で、これは12のレース番号の中でいちばん大きい開きです。

12Rはふだん堅い。でも崩れたときがいちばん大きい。

堅い場でも、大穴は出る

3年間の最高配当は、24場それぞれこうでした。上から5つです。

  • 尼崎 637,530円
  • 常滑 517,830円
  • 住之江 501,250円
  • 多摩川 482,710円
  • 福岡 421,190円

いちばん上の尼崎は、中央値では22位の「堅い場」です。それでも3年でいちばん高い配当が出ています。

「堅い場だから安い」は、まん中あたりの話です。端のほうは、どの場でも起きます。

直近1年で見ても、顔ぶれは変わらない

3年で見た上位5場は、平和島・戸田・江戸川・鳴門・桐生。

直近1年(54,963レース)だけで数え直すと、戸田・江戸川・平和島・鳴門・桐生。

並び順は入れかわりますが、5場の顔ぶれは同じでした。モーターが変わっても、この傾向は動いていません。

下位も同じで、徳山・大村・尼崎・下関・福岡のあたりが堅いまま。福岡は直近1年だと万舟率12.5%で、24場でいちばん万舟券が出ていません。

数えかた

公式に配布されている競走成績データを、当サイトのデータベースに取り込んだものから数えました。

  • 期間:2023年9月25日〜2026年9月26日
  • 対象:3連単の払戻金 166,004件(全24場)
  • 中央値:配当を安い順に並べてまん中に来る金額
  • 万舟率:払戻金が10,000円以上だった割合
  • 1番人気的中率:3連単の1番人気が的中した割合
  • 1号艇1着率:1号艇が1着になった割合(進入が変わった場合もふくむ)

レースごとの実際の払戻金は結果・払戻金で、場ごとの成績は競艇場一覧で、選手ごとの成績は選手一覧で見られます。

舟券の購入は自己責任でお願いします。この記事は的中を約束するものではありません。

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